台湾のお友達に譲る事になった吊りカブ8号君のエンジンを仮組して行きます(^^)。発送する際にバラさなきゃいけないそうなので、仮組みなのです(^_^;)。
毎度の事ですが(^_^;)、部品を探しながら寄せ集めで組んでいくので時間がかかります。
まずはミッション。吊りカブ屍9号君(供養済)から外したものを使います。2つ星のメインシャフトと比較してみました。
シフトドラムも9号君のを使いました。吊りカブ~2つ星初期は、シフトドラムのプレートに爪があってシフトドラムに爪を引っ掛ける穴が有ります。違いはそれだけ(^_^;)。でもこだわりましょう。
ちなみに59年は爪の形状やドラム自体も微妙に違います。
ミッションを組んでからキックスピンドルを組み付け。何故かピニオンギアが引っかかってうまく回らない。仕方ないのでピニオンギアを交換。寄せ集めのため、組んだら1つ1つ機能を確認しないと不安です(^_^;)。
暫定的に61年のダメクランクを組み、クランクケースを留めるネジを、サビ具合などを見ながら選んでケースを閉じます。ネジのストックも少なくなって来ました。
残念ながらこのケース、右側のメインシャフトが入るベアリングのホルダー部分が磨耗してましてベアリングが抜けてしまいます。C100系エンジンの弱点ですね。
ご自身で修正をお願いしますm(__)m
続いて、これまたストックパーツの中からニュートラルスイッチ関係のパーツを発掘して取り付け。新品もありますが、あえてやれたものを取り付けます(^_^;)。
ドライブスプロケットは、吊りカブ後期のカウンターシャフトなのでセンターロックでは有りませんm(__)m。
お次はひっくり返して、タイミングギアを専用工具で打ち込みます。このクランクケースは、エンジン番号の打刻が廃止されている事、タイミングギアのプーラーの爪を入れる凹みが無い事から推測すると、たぶん59年後期~60年極初期ではないかと思います。なので、吊りカブ60年中期からのプーラー用の穴が無いタイミングギアは使えません。入れたら抜けないのです。
画像上のが穴無し、下のは後期1つ星用の穴無しギアを薄く削って穴を開けて頂いたものです。
この吊りカブには、以前程度が良い2つ星のタイミングギアを吊りカブ用に加工して頂いたものを使います。タフト加工もしてあるので強度はバッチリです。
カムギアはとりあえず9号君から外した吊りカブ用をそのまま組みますが新品のカムギアも送るので交換して下さいね。
次は、同じく9号君のシフトスピンドルとストッパーを取り付け。ここで、きちんとギアシフトができるか確認。きちんとカチっと入りました(^^)。
キックリターンスプリングは新品を組み付け。新品をたくさん持ってますが、初めて使いました(^_^;)。プライマリードリブンギアを取り付けてとりあえず休憩。
次はクラッチに続きます(^^)。